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国宝 曜変天目茶碗

「曜変」とは元来「窯変」「容変」を意味し、唐物茶碗「土之物」の筆頭に分類格付けされてきた。
「星」または「輝く」という意味をもつ「曜」の字を当てて文献に記されるようになるのは、十五世紀前期の頃からである。静嘉堂所蔵の曜変天目は、もと将軍家所蔵であったものを淀藩主稲葉家が拝領し、代々秘蔵したことから「稲葉天目」と称される。
産地は中国福建省建陽県に位置する建窯であり、窯址調査から、そのうちの蘆花坪窯である可能性が考えられているが、まだ曜変の明瞭な斑文を伴う陶片は出土していない。
今日、世界中で現存する曜変天目茶碗は三点(京都・大徳寺龍光院、大阪・藤田美術館、静嘉堂)であり、斑文の美しさはそれぞれ別趣であるが、すべて寸法や器形が酷似している。
いずれも焼成前に決定されているはずの素地土は最良のものが用いられ、高台の削り出しも精緻を極めていることから、曜変天目は、焼成中の偶然の所産であったばかりでなく、陶工が試行錯誤の果て、わずか完成をみた作品であった可能性もあるであろう。



私が最初に就職したナニワ印刷は造幣局のすぐ側で、春には桜の通り抜けで賑わい。
川を渡れば藤田美術館があり、そこに曜変天目茶碗があった。

天目というのは抹茶茶碗の一。擂鉢(すりばち)状で口縁はわずかにくびれ、高台(こうだい)は低く小さい。鎌倉時代に中国浙江(せっこう)省の天目山の寺院で学んだ留学僧が持ち帰ったところからの名で、小振りの茶碗は見事に手のひらに入り、大好きな茶碗の一つです。

曜変は光の角度で綺麗なブルーが現れ、周りの黒に相まって神秘的で危うさの中に美が輝きます。

未だに京都の物は実物を見ていませんが、大阪と東京の茶碗はそれぞれの違いが楽しく、
まさに国宝の名に恥じない一品です。

機会があればぜひ見に行ってください(^^ゞ

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